出会い

 ここでは日頃、インスタグラムなどで更新している内容より、更に濃く掘り下げて語っていこうと立ち上げて見ました。
 
 中々多くを語れない事もしっかりじっくり私達の考えをお伝えしていきます。たぶん。
 まあ温かい目で見ていただければ、幸いです。
暇つぶしに、お仕事の休憩中に、通勤電車の中で、などなど皆さんのタイミングで読んでやって下さい。
 ではこっそり始めてみます。


 先ほどもインスタグラムにもアップさせていただいた写真。
 3月末頃から取り扱いさせていただいているガラスウェアブランド福岡県宗像市のTOUMEI(トウメイ)さん。
 作っているのは、高橋 漠さん、和田 朋子さんのお二人です。
 彼等はそれぞれ個人でもガラスアーティストとして活躍する中、普段使いの器やアクセサリーなどをガラスで製作するブランドとして2016年より立ち上げたばかり。 
 そんな彼等との出会いは2016年の秋頃?だったとおもいます。福岡の工房から長野県へ行く途中に、大阪の当店に来店してくださった。
 お客様としてご来店いただいたので、私もいつも通り接客をさせていただき、色々商品を紹介させていただいたあと、近所の食事を出来る所を紹介した様で(あまり覚えてなく、後にお二人に聞きました笑)そのあとお二人は紹介したお店に行ってくださった。
 その時はお二人がガラスアーティストとは知らず、
「またいらして下さいね!」なんて言ってたのだろう。遠方からご来店いただき有難い!という事くらいしか思っていなった。
 そのあと、いつもながらバタバタと2017年を迎え、1月末頃かな?店舗に一枚ハガキが届いた。

 見てみると私が個人的にインスタグラム出来るフォローをしていたTOUMEIさんから京都の恵文社さんで、関西では初めての個展をやるというお知らせだった。 
 いつもインスタグラムを楽しみに拝見しているブランドからハガキが届くから嬉しかったし、ビックリした。 
 それは更に驚く内容が手書きで書いてあった。
「先日は丁寧に色々教えてくださり、ありがとうございました。2/18.19はお店に立ってますので、お時間あったら是非。」
 全く会った記憶がないが、こんな事中々ある事ではないと思い、店を臨時休業にして伺うことにした。
 久々の京都。土日は車で行くと渋滞に巻き込まれるイメージがあったから、妻と娘と電車で行く事にした。
 たまにはいいかな〜って思いながら、恵文社さんに到着。
 早速、展示場所に向かい、その場所には和田さんがいらした。
 和田さんのお顔を拝見して少しずつ思い出した。と同時に覚えて下さってるのかなと、恐る恐る訪ねてみる。
 「はい、覚えてます。」
それはそうだ、ハガキを送ってくださったんだ。
「おハガキありがとうございました。」 
と言い、少し商品を見せていただき、購入するモノを決めて、また話しかけた。
「今度、3月に福岡へ行くよていがあるんですが、工房へお邪魔しても良いですか?」
というと快諾してくださり、3月に福岡で会う約束をして別れた。
 
あっという間に3月になり、工房へ伺う日になった。
 福岡まで新幹線で向かい、最寄り駅までは乗り継ぎ、何とかたどり着いたら、間も無く駅まで迎えに来てくださり、お昼を食べにオススメの道の駅に。新鮮な鰤とイクラの丼をいただいた。
 
広い田畑の中を行き、山道へ。
そして、山道を抜けると住宅地にでた。

「ここです。」

綺麗に剪定された植物がある庭が見えて来た。

その中に自宅兼工房という形で構えられている。

 所々、お二人やご友人と一緒にリフォームしているところがあって、特に作業場の扉上、丸型の欄間風装飾は可愛かった。

 

 工房内に入ると、高橋さんは色々と説明してくださった。

 作業は電気釜は電気代も高く、一度温めるとだいたい3ヶ月通してやって、2ヶ月ぐらい休ませてやり、その間に個展などを行なっている。
 
道具も見せてもらった。基本は専用のものもあるが、使いやすい様に自分仕様にする事もあるらしい。
 次に見せてくださったのは、ガラスに色をつける材料。粉状のものだった。
 どうもこの材料は人間が吸い込むといけないので、作業時は防塵マスクを着用するらしい。
 因みにTOUMEIの独特なカラーリングはオリジナル調合のもので、日本のアーティストにはカラー調合までやる方は少ない。

2階にあるストックルームにも案内してもらい、早速、取引内容を確認の上、頭の中で店に並んだイメージをしながら一つ一つ選ばせていただいた。


 お二人に梱包はお任せして、後日発送していただくことをお願いし、お二人との仕事の話は一旦終了。また車に乗せていただき、博多天神の方へ。
 
 お二人が福岡で紹介したいと行ってくださったBBB POTTERS(スリービーポッターズ)さんへ。
 スリービーポッターズさんは1991年創業の福岡発、暮らし道具のお店。

 TOUMEIのお二人がお世話になってる石井さんご夫妻のお店で、お二人の相談役でもあるようです。もちろんTOUMEIの商品も展開されています。
 たまたま店長さんを紹介していただき、お話しさせていただいたのですが、あかるく元気な方でした。
 
そのあとお二人と食事に行かせていただき、お二人とはまた!と挨拶を交わして別れました。
 
 翌日、少し時間があったので、福岡のお店を回ってみたのですが、スリービーポッターズの店長さんもそうですが、みなさん元気で挨拶を交わしてくれるお店がほとんど。かつお店の格好良さも大都市にあるお店よりも優っていました。
 
 オリジナルでいてそれを続けている格好良いお店は、来るお客様を自然と引きつけていました。
 また更にヤル気にさせてくれたTOUMEIのお二人、ありがとうございました。
 お二人との出会いは必然だったのかと帰りの新幹線で振り返っていました。

ではまた。


Black Rimmed B-SIDE

大阪中津の萬屋。 キッチン雑貨を中心に、メンズレディース問わずアパレルや時にはミリタリーグッズや一点もののヴィンテージ雑貨も展開する。 ここではお店の商品や買い付けの裏話をお話ししてお話しして行きます。 https://www.facebook.com/blackrimmed3ree